181226
心が震えた瞬間を今でも覚えている。
1回目はSEKAI NO OWARIに出会った2012年12月21日、2回目はSEVENTEENに出会った2018年12月26日。
今日でSEVENTEENを好きになってから3年が経った。もう既に思い出が美化されているかもしれないけど、あの日あの瞬間の事を1ミリだって忘れたくないから、覚えている限り記録しようと思う。
2018年12月26日、友人とクリスマスパーティーを名目に集まり、他愛のない話をしたパーティーの夜。ちょっと眠くなってきたし静かな間も多くなってきた...けど寝るのは惜しいし...と「それぞれの推しの布教会やろうよ」と持ち掛けたのが全ての始まりだった。
布教会は一人一人が推しの映像か音楽を順に流していく形で行われた。
私はツキプロとSideMの映像、もう一人はあんスタの映像を流した。そして、「実は最近K-POPにハマってるんだよね...」ともう一人(以降G子と呼ぶ)が再生し始めたのが、SEVENTEENの『Pretty U』だった。
当時、かなりの偏屈人間だった私は、正直、正~~直、K-POPファンはみんなダンス部に所属してる陽キャだと思っていたし、かわいく未完成っぽさもあるアイドルが好きな私にとって、K-POPアイドルは完璧すぎるイメージがあって近寄り難く感じていた。
だから、そのパーティーの数か月前からG子のアカウントでK-POP関連のツイートが増えていくのを見て、「G子もそっち側の子だったのね...」とG子が遠くに行ってしまったように思っていたし、G子が「ほんとに良いんだって!」と言っていたのも、「まあ私はハマらんからなあ」という気持ちで聞いていた(ごめんね)。
とにかく、自分に一番縁がないもので、一生好きになる可能性のないものがK-POPだと思っていた。
ところが、G子が映像を再生した瞬間、想像していた強そうなイケイケアイドルとバチバチゴリゴリミュージックとは正反対の、爽やかなビジュアルとポップなイントロに、目と耳がくぎ付けになった。なにこれ、めっちゃ良くない...?
「爽やか」
「かわいい」
「曲が良い」
「ミュージカルっぽい振り付け、良い」
「全員顔がいい」
「メンバー多くない?」
「表情が良い」
「かわいい」
「曲が良い」
「かわいい」
具体的に何を言ったかきちんと覚えてはいないけど、多分これは全部言ったと思う。
『Pretty U』が流れる間、今までK-POPに抱いていた印象がスルスルと剥がれ落ちた。
しかも、「これはSEVENTEENが自分たちで作った曲なんだよ」と教えてもらい、たまげた。どういうこと??とハテナで頭が埋め尽くされた。どう見てもみんなあどけないのに。すごい。
そして、極めつけはCメロだった。
二次元アイドル曲で言えば『Welcome to Our LAND(アニドルカラーズ)』『Reason!!(アイドルマスターSideM)』『どうせなら今から風になってみよう(SOARA)』『ドラマチックLOVE(KING OF PRISM)』。明るいのになぜか切ないメロディを聞いて、それ以外の音が耳に入らないくらい心が震えた。
2人を囲んで円になるメンバー、背中を預けあうツインボーカルのハモリ、円の縁の二人の掛け合い、最後を盛り上げて華やかに締めるラップ...多幸感でいっぱいのステージを見て、全身の血が沸騰したように熱くなった。
食い入るようにスマホの画面をのぞき込んだこの時間のことを、多分ずっと忘れない。
とにかく、『Pretty U』がすごく良くて、しばらく心臓がバクバク鳴っていた。
推し布教会はその後も続いたが、自分が推すより『Pretty U』を聞きたい、もっとSEVENTEENの良い曲を知りたいという気持ちの方が大きくなっていき、「次もこの曲がききたい」「他の曲でおすすめの曲はあるか」とG子の番になる度問いかけた。
G子は快くその後もSEVENTEENの曲を紹介してくれ(ちなみに再生順は『Pretty U』→『Pretty U』→『Mansae』の順だったようで、あとは『CALL CALL CALL!』も流してくれてトンチキだなあと思った記憶がある)、曲を流しながらSEVENTEENについて教えてくれた。自主製作グループであること、各メンバーの個性、曲の説明...そのときのG子のプレゼンは録音していなかったことが悔やまれるくらい熱量のこもったもので、ますますSEVENTEENのことを知りたいと思った。
その後は、G子の推しと、私が気になるメンバーについて話した記憶がある。
私は、長髪時代がSideMの渡辺みのりさんにそっくりという話題でバズっていたおかげでジョンハンさんのお顔だけ知っていたが、それとは別に、ステージ映像を見る中で気づいたらジョンハンさんを目で追うようになっていた。
どこを見てジョンハンさんに惹かれたのだろうかと思い返してみたが、多分、イエップダ期の髪型とお顔が抜群に好みで、あとはちょっと陰のある雰囲気に惹かれたんだと思う。
私は、“自分に自信がなくても、なりたい自分・なるべきと思う自分になるために努力できる人“を好きになるきらいがある。私自身がそうなれたことがないから、そういう人にずっと憧れている。
これは妄言だが、あの長かった髪をバッサリ切ったイエップダ期は、自分に自信がもてないジョンハンさんが、言葉は悪いけど、"SEVENTEENの長髪メンバー"というキャラクターを脱ぎ捨て、”ユンジョンハン”というアイドルとして、自分に自信をもってパフォーマンスできるように変化しようと特にもがいていた時期なのかもしれないと思っている。初めて見たときはジョンハンさんのことを何も知らなかったけど(今でも何も知らないけど)、そういった変化を乗り越える過程の、少し不安定で未完成な姿に惹かれたのかもしれないなあ と今になって思う。
常に最高を更新し続けているその時その時のジョンハンさんのことがいつだって好きだけど、私が知らない時期のタンバルモリのジョンハンさんが、今でもずっと特別に大好きだ。
話がだいぶ逸れたが、そんなこんなでクリスマスをたっぷり楽しんで、自転車で自宅へ帰る間、私の頭の中ではずっと、SEVENTEENが『Pretty U』のサビに合わせて逆三角の陣形で手を振っていた。頭の中がSEVENTEENでいっぱいだった。
その日、家に帰ってからの家族との会話もよく覚えている。
家に帰ってすぐ、コートも脱がずに「私、K-POPにハマったかもしれない」と宣言したとき、「一生K-POPとEXILEにはハマらないと思っていたのに」と口をそろえて言われた。私もそう思っていたから笑った。
そしてその会話の中で、気になってるのはSEVENTEENとも伝えると、「それ私でも知ってるグループじゃん、スッキリかなんか出てたでしょ」と親に返されて驚いた。そんなに有名なグループだったの?!と驚くとともに、改めてじわじわと、自分の知らない世界に足を踏み入れてしまったのだというワクワク感と、未知すぎるジャンルへの不安を感じたことも覚えている。
この日以降、友人からの怒涛の布教LINE、2019年の年始にABEMAで無料配信されていた歴代コンサートの映像を鑑賞する会、G子のお友達に借りた円盤の鑑賞会、バイト先の先輩からの布教などを経て、SEVENTEENを知った10日後にはFC入会を果たすほどには、もうすっかりSEVENTEENのことが好きになっていた。
あの日からずっと、SEVENTEENを好きになった自分も、好きでいさせてくれるSEVENTEENも、どちらも私の誇りだ。この3年間そう思わない日はない。
SEVENTEENに出会ってからの3年間、たくさんの変化があった。
韓国や他の国に行ってみたいと初めてちゃんと思ったし、ハングルをはじめとする言語に興味を持ったし、車の免許もとったし、いろんな国の料理を食べてみたいと思うようになったし......SEVENTEENとの出会いをきっかけにはじめましての出来事や文化に触れた結果、興味の範囲や視野が広がった。私はそんな風に変化した今の自分が、SEVENTEENを知る以前の自分より断然好きだ。
そして、SEVENTEENを好きになるほど、知るほど、SEVENTEENに誇れる自分でありたいと自分自身に目を向けるようになった。これが一番大きな変化かもしれない。
SEVENTEENはCARATのことを大切に思ってくれているのだと言動の端々から感じる。それがありがたくて嬉しくて申し訳なくて、こんなにたくさんもらってばかりの私は彼らに何を返せるのだろうと考えるときがある。彼らがファンを大切に思ってくれる、その思いにもし何か返せるのだとしたら、それは「私の原動力はSEVENTEENだ」と胸を張って言えるくらいに努力して生きることなのだと、今は思っている。
今の自分が彼らに胸を張れるくらい努力しているのか問われれば、その答えは否だ。だからCARAT4年生目の目標は、どうにか少しでも誇れる自分になってSEVENTEENにライブ会場で会うことだ。
なんだか書きたいことを全部書いたら、まとまらない文章になってしまった。
とにかく!
3年前の今日、出会ってくれてありがとう。
アイドルという道を選んでくれて、アイドルでいてくれてありがとう。
幸せであれ、SEVENTEEN!
セブチ初心者です、ゆるゆるとツイートします
— ゆゆゆ (@yuyuyu_no_myr) 2019年1月4日
セブチ知ってから10日目、ファンクラブ入会ですわーーーーーい
— ゆゆゆ (@yuyuyu_no_myr) 2019年1月6日
色んな偶然が重なってSEVENTEENに出会ってから今日で1年経ちました〜!彼らと彼らを好きな友人と走りきったこの1年、充実しててあっという間だったな。本当に楽しい1年間をありがとう!
— ゆゆゆ (@yuyuyu_no_myr) 2019年12月26日
2年目はツイートしてなかった...
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そして、SEVENTEENを教えてくれたG子ちゃん、3年間本当にありがとう。
これからもよろしくね。